本文
令和8年6月定例会 請願 部活動等における安心・安全な生徒引率を求めることについて
|
件名
|
部活動等における安心・安全な生徒引率を求めることについて
|
|
請願者
|
山口県高等学校教員組合 執行委員長 石田 高士 外2団体
|
|
紹介議員
|
木佐木 大助、藤本 一規、河合 喜代、中嶋 光雄、井原 寿加子
|
| 要旨 |
2026年5月、磐越道で起きた部活動遠征事故では17歳の貴い命が奪われ、多くの生徒が心にも体にも大きな傷を負ってしまった。この事故を契機に、部活動引率の安全管理が改めて問われる事態となっている。文科省も改めて「部活動の遠征等における安全確保について」を通知しているが、問われているのは、生徒が安全かつ安心して部活動に参加できるための条件整備である。
これまでも学校における部活動の「構造的問題」は指摘されてきた。公共交通機関による引率が原則であるが、県内では、公共交通機関の利便性が低いこともあり、部顧問や保護者に経費のみならず、運転も依存して引率しているのが実情である。しかも、そのような「やりくり」の多くは部顧問の責任で行われている。恒常的な過重労働の下で、運転まで教員が担っていることは、同乗する生徒の安全を確保することにはならない。部顧問が自家用車やマイクロバス等の公用車で運転、引率する場合に、保護者から「同乗承諾書」を提出してもらっているが、万が一のとき、「同乗承諾書」を理由に、運転する教員の責任が問われないとは到底考えられない。また、正規出張は高体連・高文連の大会に限られ、その他の引率は出張扱いにもならない状況は、教員の身分をも脅かす状況である。
部活動引率において生徒の安全、教員の身分と安全を守るためには、公共交通機関が利用できない場合には、運転手つき貸切りバスをチャーターできること、複数の教員による部活動引率を保障すること、また、恒常的な過重労働を防ぐために、引率できる部活動指導員を拡充することは待ったなしの課題である。
今後、とりわけ高等学校における部活動の在り方については、「勝利至上主義」の克服をはじめ、見直しをしていくことが重要であるが、当面する部活動引率の問題に対応するために、教育予算の拡充が求められる。
ついては、学校における部活動等における安心・安全な生徒引率のために、下記事項について速やかに実現されるよう請願する。
記
1 安心・安全な生徒引率に必要な経費を保障するために、教育予算を増額すること。
2 部活動等における安心・安全な生徒引率のために必要な教育予算の拡充を国や関係機関に求めること。
|
請願文書表に戻る
定例会・臨時会の概要ページに戻る