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教育長の部屋
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令和8年(2026年)4月1日メッセージ
新年度が始まりました。
保護者の皆様をはじめ、地域や教育関係者の皆様には、平素より本県教育行政の推進に御理解と御協力を賜り、心より感謝申し上げます。
さて、県教委では、令和5年10月に策定した「山口県教育振興基本計画」に基づき、本県の教育課題に対応した諸施策を総合的・計画的に推進しているところです。
こうした中、5年間の計画期間の4年目となる令和8年度は、計画に基づく取組の成果を最大化していく年と位置付け、計画に掲げた諸施策をさらに加速するとともに、その中でも、本県教育が直面する喫緊の教育課題等の克服に向け、特に重点的に取組むべき5つの重点施策を掲げ、教育目標である「未来を拓く たくましい『やまぐちっ子』の育成」に向けて、積極果敢に挑戦していくこととしています。
1つめの重点施策は、「『やまぐちPRIDE』の醸成」です。
少子化の進行や、若者の県外流出により、地域の担い手不足が深刻化する中、郷土への誇りと愛着を一層育み、本県の未来に貢献したいという気持ちを持つ児童生徒を育成していくことが、ますます重要となっています。
このため、児童生徒がふるさと山口を大切にする気持ちを持って、主体的に地域づくりに参画しようとする心意気を「やまぐちPRIDE」という合言葉で表し、キャリア教育と地域連携教育を一体的に推進することにより、地域との関わりの中で、自己の在り方や生き方を考えさせる教育活動を推進します。
2つめの重点施策は、「県立高校の特色化・魅力化の推進」です。
国は2040年の社会状況を見据えた高校教育改革を推進することとしており、本県においても取組を進めるため、令和8年度は、高等学校教育改革実行計画を策定し、計画に沿った取組を着実に実行するとともに、教育内容の充実や施設整備の推進により、県立高校の教育活動・教育環境を充実させ、特色化・魅力化を図ります。
3つめの重点施策は、「いじめ・不登校等対策の一層の強化」です。
いじめの認知件数や不登校児童生徒数は全国同様増加傾向にあり、いじめ・不登校等への対応は重要な課題となっています。
このため、未然防止、早期発見・早期対応に向けた組織的な取組を充実させるとともに、不登校児童生徒に対し、段階的な教室復帰に向けた学びの場を確保するなど、誰一人取り残されない学校づくりを推進します。
4つめの重点施策は、「『やまぐちスマートスクール構想2.0』の推進」です。
社会のデジタル化やAI技術の急速な進展等を踏まえ、「やまぐちスマートスクール構想2.0」に基づき、1人1台端末などのデジタル学習基盤やAI技術を効果的に活用し、子ども一人ひとりの可能性を最大限に引き出します。
5つめの重点施策は、「質の高い教育環境づくりの推進」です。
本県教育を支える教員の確保に向けた取組を充実させるとともに、中学校卒業者数の継続的な減少が見込まれる中、学校・学科の再編整備等に必要となる施設の整備等に取り組むことで、質の高い教育環境づくりを推進します。
令和8年度は、私の教育長としての3年目の任期の最後の年、総仕上げの年でもあることから、これまでの施策の成果を最大限に引き上げるようしっかりと取り組んでいかなければならないと考えています。
県教委としましては、今年度も引き続き、学校・家庭・地域をはじめ、市町教委等関係機関とも緊密に連携して、本県教育の一層の充実・発展に尽力してまいりますので、皆様方の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。
山口県教育委員会教育長 繁吉 健志
≪参考≫山口県教育委員会HP
令和8年度教育委員会当初予算の概要
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/site/kyouiku/337488.html


