本文
知事記者会見録・令和8年2月9日実施分
発表項目
〇知事選挙後の所感について
知事
17日間の選挙戦を経て、県民の皆さま方からご支持を改めていただきまして、これからの4年間、県政を再び預からせていただくこととなりました。
県内各地を回って、ぜひ山口県をしっかり頼むということを、本当に多くの方々からお言葉をいただきました。
やはり今、山口県の抱える課題は非常に深刻なものがあります。日本の地方はどこもそうですけれども、人口減に苦しみ、地域も、縮小、そして停滞、この負のスパイラル、非常に厳しいものがあるわけです。
そうした中で、ぜひこの地域で、元気で安心して暮らせるようにして欲しいという、そうした切実な声だというふうに私は受け止めて、17日間、選挙の中で感じさせてもらいました。そうした思いを受けて、しっかりとこれからの4年間、県政を前に進めていかなければいけないと思っております。
今回、私は成長と安心の好循環ということを言いましたけれども、やはり流れを良くしていく。人口減の中で、縮小とか停滞とか、どこの日本の地方も苦しんでいるこの悪循環を何とか断ち切って、この流れを変えていくということを、1つでも多く作っていくということを積み上げていくことが大切だと思って、12年間取り組んでまいりました。
そうした中で、県内の特に製造業、山口県にはすばらしい蓄積があり、インフラがあり、立地環境が整っております。
そうした中で培われてきた産業の集積、これをさらに伸ばしていくということ、そして大きく飛躍させるために、これまで行ってきた成長産業の集積をさらに伸ばしていくということとともに、今行ってるGX戦略地域、これは山口県の産業力、これまで培ってきたものをさらに大きく飛躍させるチャンスであります。
ぜひこれをしっかりと掴んでいくということを、当面大事なテーマとして取り組んでまいりますけれども、製造業や、農林水産業、そして今回DCもあります観光業、さまざまな県内の産業を伸ばしていく。もちろん中小企業、それから農林水産業、担い手が大変だったり、さまざまな資材高騰等で苦しんでいますから、そうした部分をしっかりと守るということをやりながら、守るだけではなくて、しっかりと伸ばしていくということをやることによって初めて、われわれの地域の雇用や所得、それから生活に関わるさまざまなサービスが守られていくということになってまいりますので、ぜひそれを守る力を強くしていく上でも、やはり成長というものも、山口県が持っている力を伸ばしていくというところを最大限にやっていく必要があると思っています。
それとともに、守る部分ではやはり、まずは財政をしっかりと健全性を維持しながら、子育てや医療や福祉、われわれの生活に関わるそうしたサービスが不安なく受けられるように、安定した体制を作っていく必要があります。
これについても、新年度は、新しい地域医療構想を作るですとか、そうした中で、それぞれの地域ごとに、持続可能な医療提供体制を整えていく、大変重要なテーマであります。そうしたことを含め、県として、県内の各地に暮らす方々の生活がきちんと守られて、不安なく暮らせるような、そうした基盤をしっかりと整えていく、そうしたことをこれからさらに力を入れてやっていかなければいけない、そうした思いを強くしているところでございます。
ぜひこれからの4年間、いただいた県民の皆さまのご期待に沿えるように、厳しい中でも県の成長と、そして、暮らしの安心、そうしたものをより強固にしていく、そうした確かな道筋を付けていく4年間にしていきたいと思っております。全力で頑張っていきたいと考えております。どうぞよろしくお願いします。
私からは以上です。
TYS(テレビ山口)
今回の結果を見ますと、圧勝と言っていいものだったというように思うのですが、何が勝因だったと考えられますか。
知事
そうですね。県民の方々、私が直接触れる中では、これまでも頑張ってこられましたねと、これからもぜひお願いしますねという声が多かったですね。ですので、今回の選挙を通じて、3期12年でやってきたことということ、どういう考え方でやってきたのか、何をやってきたのか、どういう成果を上げてきたのか、そうしたことをできるだけ分かりやすくお伝えをしようということで、そうしたことを伝えさせてもらったということ、それから、その先に、この延長線上にさらにより強い確かな流れにしていくということ、変わってきた流れをより強くしていく、そして、安心をより強固にしていく、これまで取り組んできたことをより確かなもの、強いものにしていくということを訴えさせてもらいました。
そうしたところが、ご理解を得られた、ご支持を得られたのかなというふうに考えております。
TYS(テレビ山口)
今、これまでの流れを強くするというふうにおっしゃいましたけれども、これから新年度の予算編成が本格化していくと思います。
どういった点、特に知事として頑張っていきたいといいますか、県のためにやっていきたいというふうに思われますか。
知事
そうですね。まず足元の状況としては、非常に物価高で苦しんでいらっしゃる方が、これは家計もそうですし、事業者もそうです。ですので、物価高に対する家計支援や事業者の支援、それから賃上げも非常に厳しい、賃上げをしたいけれどもなかなかできないという中小企業の方が多いです。
ただこれやっぱり上げていかないと、山口県で働こうというところが、だんだんと他の地域に流れていったりとかということが当然起きてきますので、しっかりと伸ばしていく上では、山口県でこれからも働こうと思ってもらえるような環境というのをしっかり整えていく必要があります。
ですので、賃上げを行おうとする中小企業、これを県の方でしっかりと支援をするということ、これはこれまでの措置でもやっていますけれども、当初予算といいますか、これから組む予算の中で、さらにそこの手当はしっかりと行っていく必要があるというふうに考えております。
そうした、当面、今足元の厳しい状況に対して、しっかりと暮らしを守る、あるいは中小企業へ、事業者を守っていく、こうしたことをまず行っていくということとともに、さらにさっき言ったような成長と安心の好循環を生み出す1つの方向は成長の部分ですけれども、成長する上では、まずはGX戦略地域、これに手を挙げてまいりますので、これを当然取っていくという前提でのさまざまな事業というものを組んでまいります。
それとともに、新しい事業を展開していくような、研究開発ですとか、事業化への投資、そうしたものを後押しをするようなこと、そうしたことも、これからも引き続き力を入れてやっていく必要があると思っています。
守る方では、当然財政の健全化というところは、一定の規模的には、今収支が均衡する状態に、財政構造的には戻すことができましたけれども、やはりしなやかにいろんなものに対応していく、レジリエントな行財政体質をしっかりと作り、守っていくというところを、まず確固たるものにしていくということと同時に、財政をそういった子育てや医療や福祉や、あるいはその交通ですとか、そうした部分にしっかりと手当をしていくということが大切だと思っております。
予算的にどうするかというのは、これからの議論ですけれども、県の計画としては、一つは地域医療構想を新しく作っていくということですとか、あるは交通についても全県的な計画を作って、今非常に地域公共交通が厳しい状況にありますけれども、しっかりとそれぞれの地域で交通が守られて、元気な地域公共交通、こうしたものを、県全体の計画をまず作って、しっかりと地域地域に落とし込んで守っていくということも大事だろうと思っておりますので、そうしたことを新年度スタートしていくという中では、取り組みとして新たに始めていきたいと思っています。
NHK
今回、選挙の投票率が56%を超えて、前回よりも20%以上上回りましたけど、まずこの点についてどういうふうに受け止めていられるかをちょっとお伺いしたいと思います。
知事
そうですね。やはり衆議院選挙が重なったことで、選挙そのものへの関心も大きく高まったと思っております。
なかなか知事選単体だと、山口県の知事選挙投票率は低迷していましたし、山口県に限らず、全国の知事選挙ってかなり投票率が低いというのがあるんですけれども、おかげさまでといいますか、衆議院選挙が重なったことで投票率が上がり、県知事選への関心も高まったのかなというふうに感じています。
NHK
それに合わせてなんですけども、得票率を見てみますと、前回、村岡さん、87%程度取っているのに対して、今回7割を切っているというところで、この点についてはどういうふうに考えていらっしゃいますでしょうか。
知事
そうですね。前回は特にコロナ禍の真っ最中でありました。ちょうど第6波だったと思いますけれども、が起きて、まさに山口が初めて蔓延防止措置というのをやった最中でありましたので、そうした非常事態という中での選挙ということもありましたから、その中で、選挙の候補自体も、私と新人の方と2人だったと思いますけど、変えるということはなかなか皆さんが判断されなかったのかなというところはあります。
今回はそれとは違いますので、前回とは違うという環境ではあったと思っております。7割という数字をどう受け止めるかということでありますけれども、7割の方には引き続き頑張ってほしいという応援だと思いますし、残りの方々には、私は思うのはやっぱり、もっとこう山口県が非常に厳しいですからね。もっともっと良くしてほしいと、もっと発展させてほしいとか、もっと暮らしを良くしてほしいというところの部分だというふうに思っております。
そうしたこととして受け止めて、さらに今言った成長と安心、これは、なかなかやっぱり実感としては難しいというのは分かるんですね。人口がどんどん減っていきますから、成長している部分がありますよといっても、やっぱり生活実感としては、なかなか感じにくいところだと思います。
移住者も8年連続増えていますよと言っても、でも人口減っていますよねというところがなかなか分かりづらいところだと思いますけれども、しかし、そういったことを積み上げていくということ以外に、私は、方法はなかなかない、1発逆転ホームランみたいなやつがバーンと出てくればいいですけども、やっぱりそれはみんなが願っても、なかなかそれはないわけですよね。
どこの地方も、そんなものがあればいいと思っているけど、なかなかそれは難しい。やっぱり地道に持っている力をどう伸ばしていくか、産業をどう伸ばしていくか、人口の減をいかに食い止めていくかというところですね。
できることをしっかりと強くやっていくということの積み重ねでしか、このいい流れというふうになってこないと思うんですね。
それはなかなかやっぱり、目に見えても分かりづらいですし、徐々にしか進んでいかないので、実感としては分かりづらいというのは、おのずと付いて回るところだと思うんですね。
そうした環境にありながら、しかし、私はそうしたことを12年間積み重ねてきたつもりでありますし、具体の数字として現れている部分については、しっかりと話をする中で、ご理解をいただくということは、今回の選挙でもやらしてもらったところであります。
ただ、おっしゃるように、今の本当に厳しい状態をその延長だけで何とか乗り切れるのかというと、それを続けていけば絶対安心だというわけではないわけですよね。
やっぱりもっと大きく成長するとか、大きく守る力というものをさらに付けなければいけないのは確かなわけでありますので、そうした部分をもっとしっかりやるべきだという、そういった声だと私は受け止めております。
そうした受け止めをしながら、しっかりとこれからの4年間、さらに流れを強く確かなものに、ぜひしていきたいと考えています。
読売新聞
先ほどの質問にちょっと関連してなんですけれども、その7割近くの得票というのは、どう評価するかというお話もありましたけれども、次点の候補に、15万6千票ぐらい入ったというのがあったと思うんですけど、これについてはどういうふうに知事として見られていらっしゃいますか。
知事
そうですね、実際それを逆にマスコミの皆さま方に、どういった考えでその票を入れたのかという分析があれば教えてほしいなというふうには思います。私が思うのは、今、高市総理も誕生し、女性の候補であると。隣の広島県でも女性の知事が誕生しました。やっぱり刷新とか、変えていくという流れ、もっと大きく変えていくというところについての期待というのは常にあるんだろうと思うんですね。それはだから、何を期待しているかというと、やっぱり今の世の中のこの閉塞的な状況、厳しい状況というものを打開してほしいというところだと思っているんですね。それを新しい候補、女性だったり、そういったところに託すというところなのかなと思っているんです。
なので、私が言っていることの真反対のことをやるべきだという声というよりは、むしろそこをもっと強くしてくれという声なのかなというふうに私は受け止めております。ですので、そこについては、もっともっとやるべきだという、もっと強く、もっと力強い形で、県を成長させたり、人口減を食い止めたり、地域を守るというところをもっと根本的にやってほしいというところなのだとすると、私はそうした受けと止めをして、しっかりと今やろうとしてることというのを、より成果が上がるような形で頑張っていくということが、そうした別の候補に入れられた方々の思いに応えるということなのかなと思っています。
中国新聞
今回先ほどのお話でもあったかと思うんですけど、コロナウイルス禍を経た8年振りの選挙戦ということで、県内をご自身実際に回られたと思うんですけども。村岡知事が県内を隈なく回る中で、その得られたものとか、感じたことを教えていただけますか。
知事
そうですね。やはり県民の皆さま方の暮らしなり、この地域を守ってほしいというか、もっと元気に、安心して暮らせる地域にしてほしいと、そうした切実な声を聞きました。前回よりも、より強かったかなというふうに感じるところもありました。
実際に回ってみても、空き家が増えたりですとか、耕作放棄地が増えたりですとか、目に見えて変わってきているところもありますし、そうした中でやはり、これから本当にこの地域で住み続けられるんだろうかと、そうした不安を強くされてるというところは、これはあるんだろうと思いますね。
そうしたことを感じながら、やっぱりそれを打開するということのために何ができるのかということは、私は自分が今までやってきたことということが間違っているとは思っていなくて、ただそこをもっとより強い確かなものにしていくということが、これから先さらに求められているんだろうと思っております。
ですので、先ほど庁議でも職員にも言いましたけれども、今進めようとしてること、
きちんとより成果が上がるような、より大きな確かな流れにできるように、力を合わせて頑張っていきましょうという話をしましたけれども、そうしたことに邁進をしていきたいと思います。
中国新聞
関連ではあるんですけれども、これまで進めてこられたことが評価されたということで、今回3期12年の続きとしての4期目ということで、一方で、選挙戦を通じてその相手候補の中では、現村岡県政に対して、知事が弱く、県議会の力が強いというようなご指摘もあったかと思うんですけども、その集大成としての4期目にご自身が打ち出していくべきその村岡カラーというものを表現すると、どのような言葉になりますか。
知事
そうですね。さっき言った成長と安心の好循環、これをより強く確かなものにしていくということだと思います。人口減が厳しい中で、地方を生き残らせていく、勝ち残らせていくには、これしかないと私は思っているんですね。いくらサービスを充実すると言っても、例えば、子育て支援策を充実する、これは大事なことです。実際やってきました。ただ、それで地域が守られるかというと、守ることは難しいと思うんですね。なぜならば、人口が減っていく中で、どうやってその地域の活力を生み出していくのか、活力がやっぱりなければ、雇用も生まれない、所得も上がらない、地域の中の経済が回っていけない、暮らしを支えるサービスも維持できないとなるわけですので、何か行政がどんどん天からお金が降ってきて、どんどん何か必要なものを手当できるわけではないわけですよね。やっぱり県の経済をしっかりと強くすることによって、この厳しい人口減、そして厳しい地域間競争、これに勝ち抜いていける県になれるかどうかというのは、まずそこにかかっていると思っています。
山口県はそれができるチャンスといいますか、持っている力というのは、そこで勝ち残れる力というのは、私はいろんな面にあると思っています。
1つは、製造業に代表されるように、瀬戸内の産業の集積、これだけ集積している、すばらしい港がこれだけ6つも連なっている県って他にないわけですから。他の県ではないようなすばらしいインフラがあり、産業の集積があり、そして成長産業の集積が進み、これからのGXですとか、そうしたものに大きな、世界に勝てるGXの種というものが山口県内にはたくさんありますから、そうした伸ばせる素地があるというところは、非常にこれ大きいですね。ここをしっかりと伸ばしていくというところは、まず大事なことだと思っています。
そうしたことをしながら、その果実をしっかりと各地域、暮らしの隅々にまで及ぼしていくということを、これは暮らしを守っていく、もちろん財政が健全な状態のもとで、いろんなサービスをしっかりと手当をしていくということですね。それがやっぱり地域で暮らすことの安心につながり、ここに残っていこうという判断につながり、それがやっぱり、この地域の産業を引き続き伸ばしていく、そうしたベースになると、そうした部分を作っていくということに私は尽きると思います。
だからそういう意味ではGX戦略地域とは1つ大きな、動かしていく力になりますから、観光も、DCもありますけれども、いろんなチャンスをうまく掴んでいって、持てる力を伸ばしていく、それを守る力につなげていく、そうした流れをより強く確かなものにしていくということを、ぜひやっていきたいと思っています。
日本経済新聞
同時に行われた衆議院議員選挙のことでちょっとお伺いしたいんですけど、事前の予想もかなり自民党が勝つだろうと言われた、それも、多分かなり上回るぐらいの与党の圧勝というような結果になったかと思います。その結果を知事はどう受け止められているか。あと、選挙を通じて、やはり今回、自民党高市さんにやっぱり期待されているような、というのは知事自身も何か感じられたような場面とかそういうことがあったでしょうかという、そういうことをちょっとお聞かせいただければと思います。
知事
そうですね。選挙を通じて、自分の選挙をやっているので、あんまり高市さんのことについて何か感じるということはなかったと言えばなかったんですけれども。
ただやっぱり、高市政権は始まったばかりですけれども、期待としては非常に大きいんだろうなと思うんですね。何かこうやって変えてくれるんではないかという期待、それは何かというと、やっぱり今非常に閉塞している中で、経済を強くして、より強く、より豊かにというところですよね。経済成長をしっかりと追求していくというところが、それによってやっぱり国を豊かにしていくと、やっぱり人口が減少し、日本のGDPといいますか、国際競争力もどんどんと他の国が追い抜いていくというようなことが実際に起きている中で、やっぱり日本人全体が自信を失っているというところもあると思うんですね。そういう中で、これを反転攻勢するというところはやっぱり、かつてのように、強い経済を取り戻していくというところは、一つ、国民の皆さんが期待してるところなのかなと思うんですね。それを、しっかりとやっていくそうしたことへの期待だと思います。私も、17分野というのが新しい成長分野として示されていて、その中には、GXもあれば、素材もあれば、造船とか、山口県が持っている、その製造業の強みの部分というのはたくさん入っていますし、GX戦略地域もその一環となると思いますけれども、そこには非常に期待をしているところがあります。そうした期待の表れなのかなという受け止めですね。
朝日新聞
4年前のコロナ禍の選挙戦とは違って、今回は県内各地を回られて、貴重な経験だったと思うんですけども、その中で県内の地域間格差について、例えば産業集積しているところもあれば、医療が不足していたりとか、地域の交通の足にも困っていらっしゃる地域もあると思うんですけども、そういった県内の地域間格差について、何かお感じになられたところがあれば教えてください。
そしてまた4期目、それについて何か対策として考えていらっしゃることがあればお願いいたします。
知事
そうですね。やっぱり中山間地域といいますか、人口が少なくて高齢化が進んでるところほど、やっぱり暮らしについての改善を求められる声が多かったと思いますね。ここで暮らしていけるかどうかという不安ですね。
それは医療とか福祉だったりとか、交通だったりするというふうに思います。そうした部分がしっかりと守られるということが大切ですから、それにしっかり応えていかなければいけないと思っています。
先ほどの話と重なるところがありますけども、例えば地域医療構想ですね。それぞれの地域で医療がしっかりと満たされるような形の構想というのが各地域地域で作っていって、それを実現していくということですとか、交通についても、今、県全体の計画がありませんので、これについて、新たな地域公共交通を守っていく、そして元気にしていく、そのための計画を、これも関係の地域や事業者の皆さんとも一緒になりながら作っていくということをやって、これで守っていくんだという部分をしっかりと姿として示して、それを実施していくということをやっていかなければいけないなと思っています。
なので、これは新年度において行っていくことになると思いますけれども、しっかりとそうしたことを行ってることを、やっぱり暮らしのまず足回りといいますか、移動だったりとか、医療だったりとか、やっぱり日常生活で日々不安を感じるというところ、そうしたところに対する答えなのかなと、答えにしていかなければいけないなと思っています。
防府日報
今出た地域医療構想について、まずちょっと1点お伺いしたいんですけれども、現在県内8つの医療圏の中で、いろんな計画が立てられてると思うんですけども、この医療圏について、見直しをされるお考えというのは現時点であるんでしょうか。
知事
そうですね。その議論は常にあって、常に考えなければいけないテーマだと思っています。当然、その人口とそれから、その中で守られる範囲ですからね。
人口は当然、そこの中にある医療支援がどうかというところと、兼ね合いでどういった範囲で守っていくのかというところは、1度決めたらそれで固定ではなくて、常に議論しなければいけないことだと思います。
一方で、これは各地域地域の希望なり、お考えがありますから、県だけで一律に線を引くというよりは、やっぱり地域の意向もしっかりと踏まえながら議論をしていく必要があると思っておりますので、そうした中で、どのような形が理想的なのかというところは考えていく必要があると思っております。
防府日報
分かりました。それと県立総合医療センターの建て替えについてなんですけれども、知事、選挙戦の中でも、今、計画に掲げられているものはいずれも重要なものであると。
一方で、事業費については精査も必要だというようなことを訴えられておりましたが、改めて今後、この事業を進めるにあたって、事業費の部分というのは、これからちょっと1つの焦点になってくるんではないかと思いますが、それについてどのように対応されるかお考えをお聞かせください。
知事
そうですね。県立総合医療センターは、県民の命、健康を守る最後の砦としての機能がたくさんあります。
周産期ですとか、救急ですとか、そうした部分を最後に受け止める部分、それから、へき地を中心に、医師や医療が足りないところについて、それを支えるセンター機能もありますし、コロナとか感染症ですとか、そうした部分について、災害医療もそうですけれども、県内唯一の基幹病院となっているということですので、そうした機能はしっかりと充実して、これから先、県内の皆さんの命を守っていく上で、十分な役割を果たせるものにしていかなければいけないと考えています。
一方で、病院ですので、しっかりとその採算性も問われるところであります。
もちろん行政が支援して、行政が手当するところもありますけれども、基本的には診療報酬なり、医業収入をもって賄う部分というのがきちっとあって、そうしたもので成り立つのかどうかというところは、常に確認をしなければいけないわけですね。
そうした意味で建設コストというものも大きな要因でありますので、そこを、今言ったような全体的な経営の状況がどうなるのかというところも考えながら、精査をしていくということは大切だと思っています。
今回、診療報酬が上がったりもしていますので、収入増というところも一定織り込めるんだろうと思うんですけれども、そうしたところの兼ね合いを見ながら考えていくということを、当然やっていかなければいけないと思っておりますので、そうした精査をしながら、事業としては進めていくと、そうした進め方を考えています。
KRY(山口放送)
選挙期間中にはなるんですけれども、宇部市の長生炭鉱で、潜水調査のために訪れていた海外のダイバーの方が亡くなられるという痛ましい事故がありました。この受け止めについてお聞かせください。
知事
そうですね。遺骨収集活動の中で尊い命が失われたということで、本当に心から哀悼の意を表したいと思います。
亡くなられたダイバーの方のご遺族に対しましても、心からお悔やみを申し上げたいというふうに思っております。
遺骨の収集、返還につきましては国で対応されるものと考えていますけども、関係機関による事故原因の究明状況とか、国の動向を踏まえて、宇部市とも連携しながら、適切に対応してまいりたいと思います。

