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おもしろ統計・知っちょる?統計やまぐち98「ふりかけ支出金額全国1位」
誰でも白いご飯とこれさえあれば!というお気に入りの「ご飯のお供」があるのではないでしょうか?漬物?明太子?のりのつくだ煮?それとも?人それぞれ、こだわりのある「ご飯のお供」ですが、今回はふりかけについてのお話です。
総務省が毎月実施している家計調査の集計結果によれば、山口市の1世帯当たりのふりかけの年間平均支出金額(2016~18年平均)は2,306円で、全国52市(都道府県庁所在市および政令指定都市)の中で1位となっています。
上位5位までを見てみますと、ふりかけ発祥の地である熊本市を除き、日本海側の地域が占めています。ご飯のお供には海の幸が多く、山口県でもシソの入ったわかめふりかけなど、さまざまなふりかけが販売されています。他の野菜・海藻のつくだ煮への支出でも1位になっており、「ご飯のお供」好きな一面がうかがえます。
白いご飯はそのままでもおいしいですが、ふりかけをご飯にかけると、魔法のように食欲をそそるから不思議です。ふりかけは、一般的に白いご飯にふりかけて食べることが多いと思われますが、山口市のお米への支出金額は、全国で40位、購入数量で全国25位となっています。他のふりかけへの支出金額が上位の市も山口市と同様の傾向を示しており、お米の消費はふりかけに比例しているわけではないようです。
このように、家計調査では世帯の収入・支出などが品目別や地域別に集計され、経済活動の指標として活用されています。ご興味のある方は総務省のホームページにデータベースが公開されていますので、ぜひご覧ください。