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食の安心・安全メール・第179号

ページ番号:0020152 更新日:2021年11月1日更新

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やまぐち食の安心・安全メール第179号

カフェインについて

カフェインとは?

  • カフェインは、コーヒー豆、茶葉、カカオ豆、ガラナなどに含まれている食品成分の一つで、これらを原料につくられたコーヒーやお茶などの飲料に多く含まれています
  • また、清涼飲料水の「エナジードリンク」や眠気覚まし用のドリンクには、コーヒー等よりも更に多くのカフェインが含まれているものがあります

ヒトへの影響は?

  • カフェインには、中枢神経を興奮させて体を活発化させる作用があるため、仕事の合間にコーヒーなどを飲むと頭がすっきりしたり、眠気を覚ましたりといった効果が期待できます
  • しかし、過剰に摂取し、中枢神経系が過剰に刺激されると、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠が起こったり、消化器管の刺激により下痢や吐き気、嘔吐することもあります
  • また、長期的な作用として、人によっては高血圧リスクが高くなる可能性があること、妊婦が高濃度のカフェインを摂取した場合に、胎児の発育を阻害(低体重)する可能性が報告されています

どれくらいなら摂取して大丈夫?

  • カフェインに対する感受性は個人差が大きいため、健康に及ぼす影響を正確に評価することは難しく、カフェインのADI(一日摂取許容量:一生涯にわたって毎日摂取し続けても、健康への影響がないと推定される一日当たりの摂取量のこと)は設定されていません
  • 一部の国や国際機関では、主にリスクが高いとされる妊婦や子どもに対して、摂取しても問題のない量の目安を設定しています
健康に悪影響のないカフェイン摂取量の目安の例 ()内は機関名
  • 妊婦
    • 300mg/日(オーストラリア保健・食品安全局、カナダ保健省)
    • 200mg/日(英国食品基準庁)
  • こども
    • 2.5mg/kg体重/日(カナダ保健省)
  • 健康な成人
    • 400mg/日(カナダ保健省)

健康被害を避けるためにはどうしたらいいの?

  • 食品に含まれるカフェインの量に注意!
    • 製品に記載されている表示をよく確認し、子供、妊婦、授乳中の方、カフェインに敏感な方などは飲用を控えることや、他のカフェインを含有する製品を併せて喫食しないよう注意しましょう
  • 医薬品との飲み合わせに注意!
    • カフェインを含有する医薬品を服用する場合は、多量のカフェインを一度に摂取することから、カフェインを含有する飲料との併用は避ける必要があります
    • 医薬品の使用方法などを記載した「添付文書」において、コーヒーやお茶などのカフェインを含有する飲料と同時に服用しないよう注意喚起がなされていますので、添付文書をよく読み、用法・用量を守って服用してください
  • アルコールとの同時摂取に注意!
    • 米国疾病予防管理センター(CDC)は、カフェインを多く含む清涼飲料水とお酒(アルコール)を同時摂取すると、カフェインがアルコールによる機能低下を隠すことにより、アルコールを飲み過ぎてしまい、結果としてアルコールによる健康への悪影響を受けやすくなると指摘しています
    • なお、カフェインはアルコールの代謝に影響しませんし、呼気中のアルコール濃度を低下させることもありません

やまぐち食の安心・安全推進協議会
【事務局】山口県 環境生活部 生活衛生課 食の安心・安全推進班
〒753-8501 山口市滝町1-1
Tel:083-933-2974 Fax:083-933-3079
食の安心ダイヤル:083-933-3000
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